将来を見据えて選んだ仕事が…ネットワークビジネス

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収入ゼロのはじまり

今から10年前、私32歳(無職)の話です。当時主人は30歳になりたて。子供は幼稚園児と乳児でした。

早朝から夜遅くまでブルーカラーの仕事をしていた主人はその状況に不安を感じており、ある日職場の先輩に持ちかけられた話がネットワークビジネスでした。

ネットワークビジネス、聞こえはとても良いのですが要するにネズミ講。初期に始めたほんの一握りの上層部が得をする仕組みです。しかし、先輩の親しい友人Aがその怪しい事業に成功していると聞き、その友人が年齢もそう違わず元同業者との安心感で話はトントンと進み、契約する事になったのでした。

成功していると言う触れ込み通り、Aさんは物腰も柔らかくとても良い暮らしをしていました。『君なら出来るよ』『僕と一緒に頂点を目指そう』…本当に言葉巧みに事ある毎に主人を深みに誘うのです。いつしかそんなAさんに入れ込み、現職と並行していたはずのネットワークビジネスに比重を移しついに退職となり、我が家の収入はゼロとなりました。

やればやる程増える借り入れ、ついには

もう不安でしかありませんでしたが、その反対に主人は新しい仕事(本人はそう思っている)に俄然張り切っていました。このビジネスは月にコンスタントに購入してくれるお客様を増やしていけば、自分に入ってくる収入で生活ができる!

親はもちろん、親戚や友人に知り合いなどに声をかけまくりましたが、良い返事をしてくれたのはほぼ居ません。それどころかその人達と話すために使用したお金の為にアコムで借り入れをする始末。だって、収入ゼロですから…生活費すらままならないのに、笑っちゃいますよね。結局50万を借り入れ月に1万ずつ返済していく事になりましたが、なかなかキツイ。

小さな子が2人居ましたが、主人が在宅だったので私が外で働く事でなんとか乗り切っていました。しかしそれでも追いつかず、私も昔作った銀行系のカードで10万の借り入れをし月5千円の返済。ダブル借り入れのはじまりでした。
しかしダブルといっても、ATMで誰にも気づかれず気軽に借り入れが出来たので、正直危機感は薄かったのです。

目覚めたのはAさんの破産

微々たる収入からは返済に回し、その余ったお金と借り入れた60万でなんとか生活する自転車操業を数年続けました。その頃は何だかもうよく覚えてませんね、税金も免除されていた程でしたし。返済してもなかなか利息分で元本が減らないし、今思えば暗黒の時代でした。

やる気に満ち溢れていた主人もこの生活に疑問を抱くようになり何のために続けているかもわからなくなってきた頃、幸運な事にAさんが破産した事を知りました。彼もまた、良い暮らしを維持する為に借金を重ねていたようでそれを知った主人は完全に目が覚めたのです。

それからは早かったですね、前職と同じ業界に再就職し定期的に振り込まれる給与からコツコツと返済し、時間はかかりましたが完済出来ました。

もう、あのような生活はこりごり。私はそう思っているのですが、元々好奇心旺盛な主人は新しい事が大好き。いつまたあの様な状況に巻き込まれるか…正直なかなか安心出来ない状況が続いています。

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