ある意味あなたは一生記憶から消えないだろう

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ニートの友達

大学に入ってすぐにある男性と知り合いました。彼は大学から車で15分かからないくらいのところに住んでいるニートで、歳はわたしの1個上(当時19歳)でした。付き合ってはいませんでしたが、一緒にご飯を食べに行ったりドライブに行ったりしていました。

ちゃんとした仕事どころかアルバイトすらしていなかったため、付き合うなんてことは考えられませんでした。わたしからすればただの遊び友達のような感覚でした。おごってもらうこともありませんでしたが、おごることもなかったので、特に不満はありませんでした。

なぜか家出してきたその人

しかし、ある日突然彼が「家出した」と言って少し大きめのバックを一つだけ持ってわたしの家に来ました。追い返すこともできず、とりあえず中に入れました。今思えばこのとき断れば良かったと本当に後悔しています。その日から彼はわたしの家に居候していました。わたしは毎日学校があるので家を空けなければならず、赤の他人が自分の家にずっといるのはかなり気持ち悪かったですが、仕方がないので我慢していました。

一応通帳と印鑑は毎日学校に持って行っていました。それと、彼が家を空けてしまうと家の鍵が空いたまんまになるのも怖かったので渋々合鍵も渡していました。何日かそんな日が続きましたが、ワンルームに好きでもない人間が常にいることに耐えられなくなって、わたし自身が家に帰らなくなりました。友達の家に泊まったり好きな人の家に泊まったり、何日か家に帰りませんでした。しかし、それを続けるわけにもいかないのでハッキリ出て行くように言おうと決意しました。すると、わたしが連絡する前に彼から連絡がきました。

本当に信じられません

きっとわたしが帰ってこないことの意味を察したのだと思います。やっと元の日常に戻るとわたしは安堵しました。何日かぶりに自分の家に帰ってゆっくり過ごしました。そしてある日ふと思い出したのです。実家から引っ越す直前に祖父に1万円が入った封筒をもらっていました。祖父は貧乏な家庭で育ってきたため、わたしにはお金で悲しむことがないようにと昔からよくお小遣いをくれていました。おじいちゃん子のわたしにとって親同然の存在の祖父にもらったその封筒のお金をわたしは引き出しの奥にそっとしまいました。ほんとに苦しくなったときに使おうと開けてもいませんでした。

まさか、、と思って引き出しの奥を見ると封筒はそこにありました。しかし、案の定中身は抜きとられていました。なんとも言えない気持ちになりました。このお金を探すためにどれだけわたしの家を漁ったのだろうと思うと憎しみが尽きませんでした。

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