演技の上手い女にまんまと騙された、お人好しな私。

Pocket

SPONSORED LINK

夜のバイトで初めて仲良くなった女の子

私は現在妊娠中の29歳新米主婦です。当時20歳で就職した先を半年で退職し、その後も就職する事なく夜のバイトを選び、実家暮らしでのうのうと生活していた時の話です。

私がしていた夜のバイト先とは、いわゆるキャバクラなのですが、待機中の女の子同士のお喋りは禁止。挨拶のみ。仲良くしてはいけないという、女の子同士の仲には厳しいルールがあったお店でした。
私は女の子同士の仲良しの輪が苦手でしたので、丁度良い職場だったのですが…

ある時、あまり出勤が被らない、私より5歳くらい年上のお姉さん(Hさん)が待機中の私に話し掛けて来ました。Hさんは、昼間は某有名エステサロンのエステティシャン。夜はこのお店で気ままにシフトを入れて働いているという、ダブルワークのキャストさんでした。まあこれも後に本当だったかどうか、その後もわからないのですが…。

この初めて私に話し掛けてくれた日から、Hさんは出勤する度に私に話し掛けてくれて待機の長い日なんかは、2人でキャッキャ言いながら、スタッフさんの目を盗んでは楽しく過ごしていました。もちろんアドレス交換もしました。

電話越しに泣かれた日

ある日のお昼。私は病院帰りにケータイが鳴るのを察知し、電話に出ました。あ!Hさんからだ!。普段はメールのやりとりばかりだった私達なのですが、初めて電話を掛けてきた事から、どうしたのかな?とその時すぐに出る事にしました。電話越しのHさんは、いつもと違うテンションの低さでした。

あのね…話を聞いて欲しいんだ…と。
そういう出だし。私は心配になって、話を聞く事にしました。

その内容はというと、半年位前からHさんの友人がお金を貸して欲しいとすがって家に押し掛けて来ていて、お金をちょこちょこ貸しながら家に居候をさせてあげているのだが、貸したお金は一度も返ってきてない。仲良い子だから催促しずらいのもある。この事情からHさん自体もお金が無くて困っている。10万円貸して欲しい。というものでした。

途中から涙をすする音もして、とても悩んでいる様子から、私は実家暮らしでお金に困っているわけではないし、少しでも役にたてれば…と同情し、翌日Hさんの最寄の駅で待ち合わせをする事にしました。翌日…待ち合わせの時間に現れたHさん。いつものHさんでした。お金を渡し、私は元気そうなHさんにホッとして、その後は駅でいつもの様に楽しく立ち話をし、その日は帰宅しました。

その後も繰り返される泣きつき

Hさんの一件があってからまだ一週間ほどのある日の事。またHさんから電話がありました。お金の返済の事かな?と思い、電話に出た私。Hさんはまたもや暗い雰囲気でした。

内容を聞くと…居候しているHさんの友人に、またもやお金を貸してあげて、自分が仕事の出張で必要な飛行機代が足りない。申し訳ないが、またお金を少し貸して欲しい。という事でした。相当悩んでるんだな…と同情した私は、わかったよ!と、またHさんと待ち合わせをしてお金を貸してあげました。

その後Hさんとキャバクラで顔を会わせる時は、とても仲良く楽しく過ごしていました。ですがHさん…パチンコの話や好きなアーティストのライブの話など…。お金に困っていると泣きながら私に訴えてきたにもかかわらず、結構遊んでそうな話をしてくれる日もありました。

それからまた一ヶ月しない頃のある日。Hさんからまた電話があり、今度は家賃が払えず困っているので急いでお金が必要で、今日キャバクラに出勤するので、お金を手渡しで借りたい。と申し出てきました。私が今まで貸した金額は20万円を超えており、今回が3回目。ですが、まだ一度もそのお金は返って来ていません。ですが私はお人好しな事に、またお金を貸してしまうのです。

勇気を振り絞って言った言葉

最後にお金を貸してから…Hさんはキャバクラになかなか顔を出さなくなりました。昼間の仕事が忙しいのかな?いつか連絡できる時にきっとお金の返済の連絡をくれれだろう。と私は自分からは返済の催促もせずに過ごしていたのですが…

そんな事を考えていたある日。Hさんから電話がありました。貸したお金の返済の事かな?と期待した私は、すぐ電話に出ました。久しぶりの電話越しのHさんは、元気がありません。前回まではそんなHさんに対して同情の気持ちがあった私ですが、この雰囲気にもようやく慣れてきたというか…私も少しづつ積もる思いが出てきたというか…

内容はやはり、お金を貸して欲しい。というものでした。今回で四度目のお金の貸し借り。まだ一度も返って来ていない事実。話を聞いている最中そんな事が頭をよぎり、気持ちがふと冷めている私がいました。私の頭の中は、もう貸せない!とにかく、また貸す前に少しでも返済してもらわないと!という思いでいっぱいになり。ついに言ってしまいました。気持ちは凄くわかってます。でもまずは一旦少しでも返済して欲しいです。その行動があれば、Hさんにまた貸せます。と。

勇気を振り絞って言ったが…もう後は後悔しかない

私は自分に頑張れ!と言い聞かせながら、Hさんに気持ちを伝えました。Hさんも、そうだね、ごめんね。と電話越しに言ってくれて、今回はお金のやり取りはなしになりました。

その後もHさんはなかなかキャバクラに出勤してきませんでした。Hさんの最後の連絡から一ヶ月は経ったある日。何気なく私はスタッフさんに、Hさん最近出勤してるの?と聞いてみました。もしかしたら、私が休みの日に出勤していて会えないだけかも。と思っていたからです。

知らない間に終わっていた

スタッフさんからの返答に私は驚いてしまいました。なんとHさんは、私も働いているこのキャバクラにバンス(お金の前借り)をしたまま、音信普通になっていたのです。スタッフさんか話を聞くには、Hさんはパチンコがそれはとてもとても大好きで、それに稼いだ全てお金を使ってしまうと言っていた事があったようです。

それを聞いて、スタッフに気付かれないように、私は急いでHさんに連絡をしてみました。電話は繋がらず…メールも返って来ます。着信拒否だ…。私は愕然として、気持ちを落ち着かせようとしました。あんなに仲よかったのに…あれは全部なんだったの?と、悔しいというよりも、ショックで仕方がありませんでした。



総額44万円。お高い勉強代となりました


その後もHさんとは連絡を取っていません。多分拒否されていると思いますが…。なので、もちろん貸したお金は全て返ってきていません。総額は44万円位ですが…。

キャバクラにはまたHさんから連絡が来て、また働きたいと謝罪の内容だった様ですが、居ないことからもそれは流石に無理だったのでしょう。Hさんは本当に電話越しの演技?が上手な女性でした。私もその頃は、貸したお金が帰ってこないはずがないと…人を信用し、お人好し過ぎました。これは勉強代だなと思って、心を鎮めたのですが…

その数年後も私はまた、今回失った金額よりも、高いお金をある人に貸してしまう事になるのでした。

続く。笑

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ページ上部へ戻る